土戸清牧師の最近の著作紹介


 
20004月に大森めぐみ教会の牧師に就任してから、次の著作が刊行されました。
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1 土戸清著『わたしたちの使徒行伝・増補改訂版』(新教出版社 20013月)
2 土戸清著『ヨハネの世界ー福音書・手紙・黙示録の歴史と神学思想ー』(日本聖書協会200211月)
3 土戸清著『ヨハネ福音書のこころと思想』第1巻 (教文館 200111月)
4 土戸清著『ヨハネ福音書のこころと思想』第2巻 (教文館 20026月)
5 土戸清著『ヨハネ福音書のこころと思想』第3巻 (教文館 200211月)
6 土戸清著『ヨハネ福音書のこころと思想』第4巻 (教文館 20034月)
7 土戸清著『なぜキリスト教かー規範なき時代のキリスト教ー』(教文館 20037月)
8 土戸清著『ヨハネ福音書のこころと思想』第5巻 (教文館 20011月)
9 土戸清著『現代新約聖書入門・増補改訂版』日本基督教団出版局 2004年7月)
10 土戸清著『ヨハネ福音書のこころと思想』第6巻 (教文館 
200411月)
11 土戸清著『ヨハネ福音書のこころと思想』第7巻 (教文館 20057月)
12 土戸清著『人間性の崩壊を救うものー現代の教育と宗教の役割ー』(教文館 20058月)

 最初の(1)の著作は、キリスト教出版界のベストセラーといわれた1965年に第一版が出版されて以来、1994年までに22版まで刊行され、7年間品 切れであった。出版社の依頼で、著者がその後の地中海世界への聖書の時代の史跡調査結果を加筆し刊行された、一世紀の地中海世界へのキリスト教の発展の歴 史を、豊富な写真と用語解説を加えて、わかかりやすく書いた書。

 二番目(2)の著作は、2001年度の東京銀座の日本聖書協会本部のセミナー室で開催された、第17回聖書セミナーで、大勢の受講生を迎えて実施した講義に加筆した書である。
 内容は、ヨハネ文書研究のここ25年間の国際新約学会で論議され、また、研究された最新の諸学説を紹介しつつ、ヨハネ福音書研究の領域で国際学会での研究発表と国際的学術誌に掲載された研究内容や欧米の学者・研究者との共著などの学的成果を記した書。

 三番目以下の(3ー6と8、10、11)の「講解説教集の1-7巻」は、主任牧師として奉仕している日本基督教団大森めぐみ教会での毎週日曜日の説教講壇から語ってる 「ヨハネ福音書の講解説教」である。著者の長年にわたるヨハネ福音書研究を基に、ヨハネ福音書の記事単元を詳細にわけ、その記事単元の示している主イエス の時代のユダヤ人社会の歴史と宗教的背景を明らかにし、加えて、ヨハネ福音書記者の執筆の史的事情とその神学思想を解明し、さらに、その聖書のテキストが 現代に生きるわたしたちに対して何を語っているのかを聖書本文に則して、聖書に聴き、かつ、解釈を深める説教を展開している。聖書の読み方の実際に触れる と同時に、ヨハネ福音書の注解と研究にも不可欠の書である。

 各1巻がヨハネ福音書の3章分を扱っているので全7巻となる。2000年4月に開始され、2005年3月に終了した、5年間にわたって一貫してなされた大森めぐみ教会の聖日礼拝における連続講解説教が。わが国を代表するプロテスタントキリスト教出版社の教文館から最終巻が2005年7月20日に刊行され、全七巻が完結した。
 全七巻のヨハネ福音書の講解説教集はわが国はもとより、国際的にも、また、歴史的にも数少ない業績である。そのことは、2005年10月1日づけで刊行された教会指導者向けに季刊誌『アレテイア』NO.50に「わが国をヨハネ福音研究の第一人者が、聖書の読み方の実際に触れながら語った講解説教。ヨハネ福音書の注解と研究にも不可欠」と紹介されている。

 七番目(7)の著作は、キリスト教の思想と聖書の教えを「支点」として、現代の倫理・道徳の危機(モラル・ハザード)の問題、家庭と学校と社会教育の諸問題、文明と歴史の問題、民族・国家と宗教の今日的問題、多様な価値観の中のキリスト 教の問題、現代人に宗教はなぜ必要か、中近東と欧米などの世界諸国の旅を通して異文化との出会いとその意義など、1177項から構成されている。
 一項目原稿用紙
2枚前後の読み易い短いエッセー集である。キリスト教入門の役割を果たしている。

 九番目は、本書が出版された後、入門書にも関わらず、近・現の聖書学研究の成果に基づく著作として、日本新約学会誌
『新約学研究』で学的論評の対象に取り上げられた書である。また、教職者と教会学校教師の必読の書として、1979-1989年まで8版を重ねた。しかし、10年以上品切れとなっていたが、出版社の意向で最近の学的研究の書を増補し、たの箇所は復刻版の形(オンデマンド版)として、2004年に刊行された。新約聖書の全体像がこの書で把握できる。 

 十二番目は、現代社会で起こっている人間性の崩壊現象は、どこに原因があるのかについて、家庭・学校・社会教育、宗教の諸問題に焦点を当てて論じたエッセイ。1章 家庭と学校の新しい教育を考える、2章 現代の教育上の問題ー幼稚園児から大学生までー、3章 「人間」と「ヒト」との間、4章 人間としての責任、5章 神に期待されている人間、6章 宗教ー相克と対話、7章 キリスト教と現代の諸問題、8章 永遠と今、9章 現代人への聖書の教え、10章 初期キリスト教の地中海世界への展開の10章からなり、78節(項目)を含む。
 一項目原稿用紙
2枚前後の読み易い短いエッセー集である。キリスト教入門の役割を果たしている。『なぜキリスト教かー規範なき時代のキリス教ー』の続編である。
 以上はキリスト教専門書店はもとより全国の書店を通して購入できる。「銀座教文館」や「いのちのことば社」では全著書が展示されている。

 なお、新約聖書学者、教育者として半世紀にわたり研究と教育に従事し、今、母教会教会の主任牧師として、宣教と牧会の務め(ミニストリー)を担っている著者の下記の著書が出版されており、また、下記の英国の名著とヘブライ大学あげての学問的大著の翻訳書を出版している。キリスト教とキリスト教思想とキリスト教教育内容などをいっそう深く理解するために参考となるであろう。
 下記にその主な著作を示す。

単著
 土戸清著『ヨハネ福音書研究ー人の子成句の伝承批判的・編集史的研究』(創文社 1994年)。
 土戸清著『初期キリスト教とユダヤ教』(教文館、1998年)      
 土戸清著『規範なき時代の宗教』(教文館 1998年)
 土戸清著『聖書のこころ』(教文館 1994年)
 土戸清著『現代新約聖書講解』(新地書房 1984)
 土戸清著『人間教育とカウンセリングのこころ』(1994年)
 土戸清著『現代新約聖書入門』(日本基督教団出版局 1979年)
 土戸清著『現代新約聖書講解』(新地書房 1984年)
 土戸清著 『聖書に聴くー現代教育の諸問題』(日本伝道出版KK 1995年)

編著
 土戸清・近藤勝彦編著『宗教改革とその世界史的影響』(教文館 1998年)

共著
 土戸清(共著)『新約聖書を読む』(NHK学園 1991年)
 土戸清(共著)『新約聖書がわかる』(朝日新聞社 1998年)
 土戸清(共著)『大学とキリスト教教育』(新教出版社 2005年)
 土戸清(共著)『新聖書大事典』(キリスト新聞社 1970年)
 土戸清(共著)『新約聖書神学事典』(教文館 1991)
 土戸清(共著)『新共同訳・新約聖書略解』(日本基督教団出版局 2000年)
 土戸清(共著) The Conversation Continues: Studies in Paul and John, (Nashville: Abingdon Press 1990)。

共訳(主な訳書)
 S. サフライ、M.シュテルン編『総説・ユダヤ人の歴史』全3巻、(土戸清・永窪他訳・新地書房 1989-1992)
 
A. リチャードソン著『新約聖書神学概論』(土戸清・渡辺英俊共訳・日本基督教団出版局 1967)